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ノートに込められた情熱の魂 [コラム]

「勝負の向こう側をぼくはもっと見たい」

目に熱さを感じない第6章
大会の余波がまだ残る1週間後のやまたまアリーナに、盟友ガッツクラブ、保津川インパルス東淀川ボンバーズZ、そして連勝記録止めたOEブルーファイターズが集結した。

負けたら即終了の過酷な戦いも、第1試合でガッツに叩き潰された。
無気力なその瞳の奥には何も映らない。
戸惑いさ迷い、そして漂う6章は、ただひたすらどこかを向いて走る事しか出来なかった。

「お前らが出てこなおもろないねん」

言葉は荒っぽく聞こえるが、愛情の詰まった言葉を投げ掛け、さ迷う6章を引きずり出してくれた。
そしてこれが奇跡の始まりとなり、6章に溢れる笑顔が戻った。

その勢いのまま、日曜日の1日練習も、異常なテンションで盛り上がり
押し寄せる重圧からの開放から解き放たれた、水を得た魚の如く、6章は無邪気にドッジボールの楽しさを噛締めた。

6章の1人から手渡された魂ノートには、復活のその瞬間が刻まれていた。

 今日はすごく勉強になる1日でした。
 ぼくらに「情熱」を引き出してくれるのは、やっぱりガッツクラブ!
 府大会から1週間が経ち、負けた事をまだ引きずっていて、監督はそれを
 わかっていて、それでも最後まで見ていてくれてありがとうございました。
 でも、もう大丈夫です。

いつになく力強い文章は、盟友ガッツクラブとの激戦が伝わってくる。

 ガッツ戦のサドンデスの息を飲むゲームは、最後に暖が当てた時の興奮と感動は
 喜ぶ事しか気持ちを表現出来ません。
 実際に観た人にしか味わえない興奮と感動は、語る事も文字に表す事も出来ない 試合が出来ました。

強敵(とも)北斗の拳の名セリフが、ドッジボールを通して蘇る。
「強敵(とも)よ」拳王ラオウが魅せる優しさの笑顔
大きな両手で我弟ケンシロウを包み込むシーンとリンクする。

 これが監督の追い求めてきた理想のドッジボールなのだと想いました。
 大和魂の戦いを忘れないようにしていきます。
 「勝負の向こう側」をぼくはもっと見たい!

大和魂とは何か?!
勝ち負けを超えた熱き戦い。
観る者全てを釘付けにする戦い方こそ、「魅せるドッジ」の真髄なのだろう。
言葉で伝える事は難しい。
それぞれが体感してこそ、その熱き想いが伝わるのだろう。

戦いの前・・・
6年生だけを集めて静かに語たった。

肩を上下にさせて嗚咽して泣くエースのダン
真剣に見つめるミクト、目から大粒の涙を零すナツハ
奥歯を噛締め、一つ一つの言葉を受け止めるリョウガ
リョウスケの眼差しが突き刺さる。
何を感じ、何を理解し聞いていたのか?

「おまえらにおれの人生を背負えるか?おれはおまえらの人生を背負える。」

これから先、立ち尽すほどに困った時があればいつでも来い。
命に代えてでもおれはお前達を絶対に護る。
ただのお節介で、ただの独りよがりなのは分かってる。
でも、おまえらはおれの・・・

何も怖がる事はない。
もう何も失うものはない。
ただ我武者羅にボールを目で追い、5分間を力いっぱい生きて欲しい。
その想いだけで走ってきた1年間

残されたわずかな時間に、ようやく辿り着いた気がした。

文章を締めくくったあの言葉、「勝負の向こう側」が見たい!
憑き物が取れた清々しい顔をする6章の背中から、炎のような気が見えたと、後日頂いメッセージの中に書かれていた。

情熱が似合う大和魂

気がつけば・・・
ミクトの顔が、ナツハの顔が、リョウスケの顔が。
リョウガの顔から、ダンの顔から、ニナの顔から・・・

微笑返しが溢れるような笑顔が溢れていた。

大和魂は笑顔が似合う。

感動をありがとう。
そして、最後の最後まで・・・強敵(とも)と戦え!


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